氷川台 レストランMÛR(ミュール)(テスト投稿2)

雑記

TBSラジオ「伊集院光とらじおと」火曜日のコーナー「俺の5つ星」で紹介されていたお店に行ってきました。このコーナーは、リスナーから思い出の飲食店のエピソードを投稿してもらい、そのお店が今どうなっているかを、リスナーから情報を募りながら調べていくというもの。

何十年も前の(多くの場合は曖昧な)思い出として紹介されたお店が特定され、今どうなっているか分かること自体が少なく、さらには消息の分かったお店が営業していることとなると、極めて少ない。そして、このお店はそれだけでは終わりませんでした…!

思い出で語られていたお店を一度たたんだオーナーシェフは、世界各国で日本大使館の料理人を務め、また国内に戻って「ミュール」を開店したという、超絶レアエピソードつきで紹介されていました。とどめには思い出を投稿したリスナーに食べてもらって「おいしいけど、なんか思い出とは違う」というオチまで付いた、そんなお店が普通に行ける範囲にあると知ったら、行くしかないでしょうそりゃもう。

思い出のメニューとして語られていたのが、ハヤシライス。ミュールでもハヤシライスを出していて、シェフいわく「同じレシピで作っている」だったが、投稿者の思い出の味とは合致しなかった…という話は赤の他人である私にはどうでもよく、感動的にうまかった。

ハヤシライスって外食でわざわざ頼むメニューではなくて、「味がはっきりしないカレー」「ソース味のカレー」ぐらいの印象しかなかったんだけど、そういう認識は改めなくてはいけません。豊かな歯ごたえのある薄切りの牛肉と玉ねぎに、深い味わいの持つソースが絡み、実にリッチな味わいでした。

これが日本の外交を支えた味かぁ…と。

このお店ではエスパニョールソースを使っているそうで、デミグラスソースを使うと「ハッシュドビーフ」、トマトソースで「ハヤシライス」とするのが一般的だという説を見るに、相当に珍しいのかもしれない。でも、実は多くの店では隠し味程度に使っているのかもしれなくて、そのへんはよくわかりません。

参考:
ハッシュドビーフ、ハヤシライス、ビーフストロガノフの違いは何ですか?|お客様相談センター|S&B エスビー食品株式会社

会計してお店を出るときに「伊集院さんのラジオで聴いて来ました」と言ったんですが(それらしき客がチラホラいた)、「伊集院さんのラジオは反響がすごくて…!」だそうで。そりゃあ、あんな紹介をされたら皆行きたくなりますよね! となりました。

そういえば、ミュールのご主人も聞いているのだけど、火曜日だけは定休日なので聴いていなかった、というこれまた絶妙なエピソードも紹介されていたっけ。すごいもんだなあ、伊集院。

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