老眼鏡を買った(テスト投稿5)

体の中で目(視力)がいいことだけには自信があったが、目がいい人は老眼になるのが早い、と言われるようになったのはいつごろからか。まだそんな兆しもないですよ問題ないっす~と思っていたが、あるとき気付くと、近くのものを見るのが少し辛くなってきた。

かかりつけの眼科で視力を測ってもらっても問題ないと言われるが、実は大人の階段上っちゃったようなのですがと話すと、老眼とは視力検査の結果に影響を与えるものでなく、近くのものを見るときのピント調整能力の問題だと教えてもらった。詳しい説明は忘れた。

そんなこんなで、50手前にして老眼鏡を買うことになった。老眼鏡には2タイプあり、レンズ全体に度が入っているものと、レンズの下の方にだけ度があるものがあるらしい。老眼の影響があるのは主に手元の作業であるから、下側にだけ度があるのは合理的なんだそうだ。

眼科の人は「どうせ数年経ったら買い替えないといけないですから、とりあえずは安いものにしておきましょうか」とか、おそらくはフォローのつもりで提案してくれたが、それは要するに症状が進むからってことでしょ? と思うと気が滅入る。

そんなこんなで老眼鏡を買ったのだが、日常ではほとんど使っていない。PCやスマホの画面なら、近くてもほぼ問題ない。発光しているからだろうか? 本を読むときなどに、疲れを感じるとたまに使っている。目がしんどくて仕事ができない、となると困ることもあるので、現状では保険として持ってる感じになっている。

老眼鏡を使い始めて、初めて知ったことがある。

ドラマなどで、メガネをした初老の紳士が誰かと話すときにメガネちょっと上げたりするシーンがある。なんで相手を見るときにメガネを外すんだろう? と常々疑問に思っていたのだが、老眼鏡だと、手元の作業には必要だが、話し相手を見るときには外したほうがよく見える、というか外さないと見づらい。

なるほど、歳をとってみないと分からないこともあるもんだ。

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